研究課題
基盤研究(B)
X線CCDは、X線望遠鏡の標準的な焦点面検出器となっており、中でも空乏層の厚い背面照射型CCDが主流になりつつある。ただし、背面付近は電場が弱く電荷雲が大きく広がるため、エネルギー分解能が悪く荷電粒子バックグラウンドが高い傾向がある。そこで本研究では外部から磁場を印加する事で電荷の広がりを抑え、性能を改善する事を試みた。その結果、0.3テスラの磁場印可で、電荷の水平転送方向への分割のされ方に明確な変化が認められた。また、エネルギー分解能に有意性は低いものの改善の傾向が見られた。本研究により、磁場でCCD内の電荷の動きを制御するという画期的な手法への道が開かれたと言える。
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