研究課題/領域番号 |
22340096
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田仲 由喜夫 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (40212039)
|
研究分担者 |
柏谷 聡 独立行政法人産業技術総合研究所, 電子光技術部門, 上級主任研究員 (40356770)
|
研究期間 (年度) |
2010 – 2012
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
19,240千円 (直接経費: 14,800千円、間接経費: 4,440千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2010年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
|
キーワード | 近接効果 / 超伝導接合 / 奇周波数クーパー対 / アンドレーエフ束縛状態 / 対称性 / トポロジカル量子現象 / トンネル効果 / 強相関電子系 / 電子対 / 奇周波数電子対 / カイラル対称性 |
研究概要 |
奇周波数電子対(クーパー対)とは 2 電子の時間の入れ替えに対してペア関数の符号が変わるクーパー対で、既存の超伝導の理論ではほとんど考えられていなかった。理論研究では、スピン 3 重項超伝導体接合の表面異常インピーダンス、強磁性体接合の異常マイスナー効果の予言、マヨラナフェルミオンと奇周波数クーパー対が密接な関係があることが明らかになったことが主要な成果である。実験的には、Sr2RuO4 接合における接合系作成で進展があり、これまで困難とされてきた低温における接合系の実験が数多くなされるようになった。特にカイラルp波超伝導体に固有なアンドレーエフ束縛状態が観測され理論的に解析されたことが大きな成果である。また近接効果の実験が可能な T 字型接合が作成された。
|