研究課題/領域番号 |
22340104
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 (2012) 首都大学東京 (2010-2011) |
研究代表者 |
多々良 源 独立行政法人理化学研究所, 創発スピン物性理論研究チーム, チームリーダー (10271529)
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研究分担者 |
河野 浩 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (10234709)
柴田 絢也 東洋大学, 理工学部, 准教授 (20391972)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 11,000千円、間接経費: 3,300千円)
2012年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2011年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2010年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | スピントロニクス / スピン流 / スピン軌道相互作用 / スピン電荷変換 |
研究概要 |
スピン伝導現象と制御(スピントロニクス)は基礎科学と応用の両面で緊急かつ重要な課題である。本研究ではスピントロニクス現象において本質的な役割を担っているスピンに作用する有効電場及び有効磁場に関する理論的解析をおこなった。その結果、それらの場は電荷に作用する通常の電磁気現象と同様の数学的構造をもち、これによりエレクトロニクスと同等な信頼性をもつデバイス設計が可能であることが明らかになった。また、スピンの運ぶ情報を電荷情報に変換するためにはスピン軌道相互作用が重要な役割をしていることもわかった。この変換をスピンの電磁気学の観点でみると、磁化の運動からモノポールが誘起されアンペール則により起電力が発生するという新たな現象であることがわかった。このことはスピントロニクスをエレクトロニクスに融合させる上での新たな可能性を示唆している。
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