配分額 *注記 |
18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
2012年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2011年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2010年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
|
研究概要 |
有機液相(反応基質あるいは溶媒),加圧二酸化炭素,水を構成要素とする多相系反応場を水素化反応や光触媒反応に応用して,その有用性を示すとともに二酸化炭素と水の役割・機能を分子レベルで解明した。対象とした反応は,ニトリル化合物からの第1級アミン合成,フェノール水素化,水の光分解による水素製造等である。有機液相に溶解した二酸化炭素分子と基質との相互作用,担持金属触媒と反応化学種(二酸化炭素と水素から生成する一酸化炭素,有機基質,水)との相互作用を赤外分光法(透過法,全反射法)で調べた。本多相系反応場で反応速度の向上,生成物分布の変化,あるいは触媒寿命の変化が見られ,二酸化炭素と水の機能はそれぞれの反応で異なることを示した。
|