研究課題
基盤研究(B)
多くの個体群は互いに作用しながら存続しているので,個体群の持続性を理解するためには個体群間の関係(個体群の空間構造)を知る必要がある.本研究では,大変動するエゾヤチネズミ個体群で,さまざま距離間隔で,4年間,個体数の変動,遺伝子交流などを調査し,個体群の空間構造を分析した.主要結果は次の通り:(1)遺伝子交流のスケールは雌雄で違い,雌では500 m,雄では2000 m程度だった,(2)母系遺伝をするmtDNAと両性遺伝をする核DNAで個体群の空間構造が異なり,後者が前者を抱え込む構造になっていた,(3)個体数変動の効果は雌で顕著で,低密度年に遺伝的浮動の効果が遺伝子流動の効果を上回った.
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