研究課題
基盤研究(B)
ユビキチン・プロテアソーム系を介したタンパク質分解が様々な生命現象に重要な働きをしている。出芽酵母にはCdc53、Cul3、Cul8の3種類のCullinが存在するが、最近われわれはCdc53型E3(SCF複合体と呼ばれている)の活性制御因子Lag2を発見し報告した。そこで本課題では、Lag2の更なる機能解析、およびCul3およびCul8型E3の機能解析を行った。Lag2が16番目のリジンを介してユビキチン様小分子Rub1修飾を受けること、この修飾にDcn1が必要であることを明らかにした。Lag2はSCF複合体の活性を負に制御するが、このリジン変異体もSCF複合体の活性を抑制した。出芽酵母には4種類のBTBタンパク質が存在しているが、Yil001wがCul3と結合することを明らかにした。さらにはYil001wが基質候補として同定したOkp1と結合し、これらの分子の分解に関与していることを明らかにした。またCul8結合タンパク質を複数個同定し解析を進めている。これらの結果は、Cul3やCul8は複合体を形成しE3ユビキチンリガーゼとして機能していることを示唆している
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