遺伝子医療の推進における薬剤師の戦略的活用

• 研究課題/領域番号: 22390105
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 医療社会学
• 研究機関: 神戸大学
• 研究代表者: 平井 みどり 神戸大学, 医学部附属病院, 教授 (70228766)
• 研究分担者: 平野 剛 神戸大学, 医学部附属病院, 准教授 (00322826) ; 松尾 雅文 神戸大学, 医学研究科, 教授 (10157266)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円); 2012年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2011年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2010年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
• キーワード: 医学 / 薬学教育 / 遺伝子医療 / 遺伝子解析 / ゲノム薬理学 / おくすり体質検査 / テーラーメイド医療 / 逆流性食道炎 / 非びらん性胃食道逆流症 / 薬物代謝酵素 / CYP2C19 / プロトンポンプ阻害薬 / テーラーメード医療 / ワルファリン / 遺伝子多型 / 薬物感受性遺伝子 / CYP2C9 / VKORC1

研究概要

患者個人の遺伝子に合わせて治療を行うテーラーメイド医療の推進には、遺伝子情報に関する研究を進めることや遺伝子検査結果に基づいた薬物療法が広く普及していくことが重要である。そこで本研究では、ワルファリンの維持投与量について、体重や心不全の既往が維持投与量に大きな影響を及ぼすこと、並びに逆流性食道炎のプロトンポンプ阻害剤(PPI)による治療には CYP2C19 の遺伝子多型が影響を与えていることを明らかにした。さらに、遺伝子情報の正しい意味と活用方法を広めることを目的として日本ゲノム薬理学研究会を設立し、薬剤師、医療従事者、あるいは一般市民に対して講演会を開催した。

研究成果

• [雑誌論文] Effect of the menstrual cycle on serum diamine oxidase levels in healthy women. (2013)
  • 著者名/発表者名: Hamada Y, Shinohara Y, Yano M, Yamamoto M, Yoshio M, Satake K, Toda A, Hirai M, Usami M.
  • 雑誌名: Clin. Biochem. 巻: 46(1-2) 号: 1-2 ページ: 99-102
  • DOI: 10.1016/j.clinbiochem.2012.10.013
  • 査読あり
• [雑誌論文] Effect of dexamethasone on extracellular secretion of cystatin c in cancer cell lines. (2013)
  • 著者名/発表者名: Yamawaki C, Takahashi M, Takara K, Kume M, Hirai M, Yasui H, Nakamura T.
  • 雑誌名: Biomedical Reports 巻: 1 号: 1 ページ: 115-118
  • DOI: 10.3892/br.2012.21
  • 査読あり
• [雑誌論文] Transient elevation of serum cystatin C concentrations during perioperative cisplatin-based chemotherapy in esophageal cancer patients. (2012)
  • 著者名/発表者名: Kume M, Yasui H, Horinouchi M, Higashiguchi K, Kobayashi Y, Kouda D, Hirano T,Hirai M, Nakamura T.
  • 雑誌名: Cancer Chemother. Pharmacol. 巻: 69(6) 号: 6 ページ: 1537-44
  • DOI: 10.1007/s00280-012-1860-8
  • 査読あり
• [雑誌論文] THRB genetic polymorphisms can predict severe myelotoxicity after definitive chemoradiotherapy in patients with esophageal squamous cell carcinoma. (2012)
  • 著者名/発表者名: Miki I, Nakamra T, Kuwahara A, Ymamori M, Nishiguchi, Tamura T, Okuno T, Omatsu H, Mizuno S, Hirai M, Azuma T, Sakaeda T.
  • 雑誌名: Int. J. Med. Sci. 巻: 9(9) 号: 9 ページ: 748-56
  • DOI: 10.7150/ijms.5081
  • 査読あり
• [雑誌論文] Foretinib (GSK1363089), a multi-kinase inhibitor of MET and VEGFRs, inhibits growth of gastric cancer cell lines by blocking inter-receptor tyrosine kinase networks. (2012)
  • 著者名/発表者名: Kataoka Y, Mukohara T, Tomioka H, Funakoshi Y, Kiyota N, Fujiwara Y, Yashiro M, Hirakawa K, Hirai M, Minami H.
  • 雑誌名: Invest New Drugs. 巻: 30(4) 号: 4 ページ: 1352-1360
  • DOI: 10.1007/s10637-011-9699-0
  • 査読あり
• [雑誌論文] プロクロルペラジンにより黄紋筋融解症を来たした 1 例 (2012)
  • 著者名/発表者名: 紀平裕美、打保裕子、太田垣加奈子、坂下明大、久米学、平野剛、西村義博、平井みどり
  • 雑誌名: 日本緩和医療薬学雑誌 巻: 5(3) ページ: 61-64
  • 査読あり
• [雑誌論文] シスプラチン分割投与に対するアプレピタントの効果に関する検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 刈谷美里、田中健太、松本久美子、久米学、槇本博雄、平野剛、平井みどり、三宅秀 明、藤澤正人
  • 雑誌名: 癌と化学療法 巻: 39 (2) ページ: 245-250
  • 査読あり
• [雑誌論文] プロクロルペラジンにより横紋筋融解症を来した１例 (2012)
  • 著者名/発表者名: 紀平裕美
  • 雑誌名: 日本緩和医療薬学雑誌 巻: 5 ページ: 61-64
  • 査読あり
• [雑誌論文] Inhibitory effects of vitamin K3 derivatives on DNA polymerase and inflammatory activities (2011)
  • 著者名/発表者名: Aoganghua A
  • 雑誌名: International Journal of Molecular Medicine 巻: 28 ページ: 937-945
  • DOI: 10.3892/ijmm.2011.773
  • 査読あり
• [雑誌論文] Effects of quinone derivatives, such as 1,4-naphthoquinone, on DNA polymerase inhibition and anti-inflammatory action. (2011)
  • 著者名/発表者名: Kobayashi K, Nishiumi S, Takahashi Nishida M, Hirai M, Azuma T, Yoshida H, Mizushina Y, Yoshida M.
  • 雑誌名: Med Chem 巻: 7(1) ページ: 37-44
  • 査読あり
• [雑誌論文] 実務実習生の医薬品情報リテ ラシー向上を目的とした医薬品情報実習の効果. (2011)
  • 著者名/発表者名: 谷藤亜希子,田中健太,平野剛,岡村昇,平井みどり
  • 雑誌名: 医薬品情報学 巻: 13(3) ページ: 95-102
  • NAID: 130004551360
  • 査読あり
• [雑誌論文] Effects of plasma concentrations of 5-fluorouracil on long-term survival after treatment with a definitive 5-fluorouracil/cisplatin-based chemoradiotherapy in Japanese patients with esophageal squamous cell carcinoma (2011)
  • 著者名/発表者名: Kuwahara A, Yamamori M, Kadoyama K, Nishiguchi K, Nakamura T, Miki I, Tamura T, Okuno T, Omatsu H, Sakaeda T
  • 雑誌名: J Exp Clin Cancer Res 巻: 30 号: 1 ページ: 94-100
  • DOI: 10.1186/1756-9966-30-94
  • 査読あり
• [雑誌論文] ACMIA 法で異常高値を示す症例の判別法の検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 植田貴史,山森元博,小野由加里,田中健太,松本久美子,大松秀明,角本幹夫,槇本博雄,平野剛,平井みどり
  • 雑誌名: TDM研究 巻: 27(4) ページ: 168-172
  • 査読あり
• [雑誌論文] A polymorphic mutation, c.-3279T>G, in the UGT1A1 promoter is a risk factor for neonatal jaundice in the Malay population. (2010)
  • 著者名/発表者名: Yusoff S, Takeuchi A, Ashi C, Tsukada M, Ma□amor NH, Alwi Zilfalil B, Mohd Yusoff N, Nakamura T, Hirai M, Sari Kusuma Harahap I, Gunadi, Jin Lee M, Yutaka Takaoka NN, Morikawa S, Morioka I, Yokoyama N, Matsuo M, Nishio H, van Rostenberghe H.
  • 雑誌名: Pediatr Research 巻: 67 ページ: 401-406
  • 査読あり
• [学会発表] sunitinib による皮膚障害バイオマーカーの検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 西村幸治、山本和宏、宇田篤史、向井啓、久米学、槇本博雄、平野剛、尾藤利憲、錦織千佳子、平井みどり
  • 学会等名: 日本薬学会 第133年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2013-03-30
• [学会発表] sunitinibによる皮膚障害バイオマーカーの検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 西村幸治
  • 学会等名: 日本薬学会第133年会
  • 発表場所: 横浜
• [学会発表] ゾピクロン錠(アモバン[〇!R]錠)とエスゾピクロン錠(ルネスタ[〇!R]錠)の苦味評価 (2012)
  • 著者名/発表者名: 宇田篤史、原口珠美、吉田都、山本和宏、久米学、槇本博雄、平野剛、内田享弘、平井みどり
  • 学会等名: 第22回日本医療薬学会年会
  • 発表場所: 新潟
  • 年月日: 2012-10-27
• [学会発表] 分子標的治療薬による皮膚障害の副作用バイオマーカーの探索 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山本和宏、西村幸治、宇田篤史、向井啓、山下和彦、久米学、槇本博雄、平野剛、尾藤利憲、錦織千佳子、平井みどり
  • 学会等名: 第50回日本癌治療学会学術集会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2012-10-25
• [学会発表] モルヒネ導入患者における腎機能を考慮した副作用発言頻度の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 冨田猛、山本和宏、久米学、槇本博雄、平野剛、平井みどり
  • 学会等名: 第6回日本緩和医療薬学会年会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2012-10-06
• [学会発表] 食道癌患者におけるがん化学療法施行時の一過性の血清シスタチンC濃度の上昇 (2012)
  • 著者名/発表者名: 久米学、安井裕之、吉川豊、東口佳苗、小林曜子、黒田大介、槇本博雄、平野剛、平井みどり、中村任
  • 学会等名: 医療薬学フォーラム
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2012-07-14
• [学会発表] Dimension[〇!R]Xpand を用いた血清リチウム濃度の院内測定 (2012)
  • 著者名/発表者名: 若松雄太、山下和彦、山本和宏、向井啓、瀬戸祟光、宇田篤史、平野剛、平井みどり、濱口常男、岩川精吾、太田光照、棚橋考雄
  • 学会等名: 第29回日本TDM学会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2012-06-16
• [学会発表] CLIA 法およびACMIA法におけるシクロスポリンA血中濃度測定法の比較 (2012)
  • 著者名/発表者名: 宮川典子、冨田猛、山本和宏、宇田篤史、向井啓、山下和彦、久米学、槇本博雄、平野剛、平井みどり
  • 学会等名: 第29回日本TDM学会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2012-06-16
• [学会発表] 食道癌術前化学療法時のプラチナおよびシスタチンCの血液中濃度推移 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中村任、久米学、安井裕之、吉川豊、東口佳苗、小林曜子、黒田大介、平井みどり
  • 学会等名: 第29回日本TDM学会学術大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2012-06-16
• [学会発表] PPI 治療抵抗性胃食道逆流症の頻度と臨床的特徴の検討(中間報告) (2012)
  • 著者名/発表者名: 藤田剛,松木信之,宇田篤史,石田司,近藤晴之,大井充,小林隆,斉藤雅也,小畑大輔,吉田志栄,山下和彦,矢野嘉彦,森田圭紀,向井秀一,菅原淳,渡辺直也,平野剛,久津見弘,早雲孝信,平井みどり,東健
  • 学会等名: GERD Seminar in 神戸
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2012-06-16
• [学会発表] 食道癌術前化学療法時のプラチナおよびシスタチンC の血液中濃度 推移 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中村任
  • 学会等名: 第29回日本TDM学会学術大会
  • 発表場所: 神戸
• [学会発表] CLIA法およびACMIA法におけるシクロスポ リンA血中濃度測定法の比較 (2012)
  • 著者名/発表者名: 宮川典子
  • 学会等名: 第29回日本TDM学会学術大会
  • 発表場所: 神戸
• [学会発表] DimensionXpandを用いた血清リチウム濃度の院内測定 (2012)
  • 著者名/発表者名: 若松雄太
  • 学会等名: 第29回日本TDM学会学術大会
  • 発表場所: 神戸
• [学会発表] 食道癌患者におけるがん化学療法施行時の一過性の血清シスタチンC 度の上昇 (2012)
  • 著者名/発表者名: 久米学
  • 学会等名: ，医療薬学フォーラム2012
  • 発表場所: 福岡
• [学会発表] 分子標的治療薬による皮膚障害 の副作用バイオマーカーの探索 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山本和宏
  • 学会等名: 第50回日本癌治療学会学術集会
  • 発表場所: 横浜
• [学会発表] ゾピクロン錠（アモバン錠）とエスゾピクロ ン錠（ルネスタ錠）の苦味評価 (2012)
  • 著者名/発表者名: 宇田篤史
  • 学会等名: 第22回日本医療薬学会年会
  • 発表場所: 新潟
• [学会発表] モルヒネ導入患者における腎機能を考慮した副作用発現頻度の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 冨田猛
  • 学会等名: 第6回日本緩和医療薬学会年会
  • 発表場所: 神戸
• [学会発表] CLIA法およびACMIA法におけるタクロリムス血中濃度測定値の比較およびACMIA法において高値を示す症例についてCLIA法を用いた検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 志田有里,大松秀明,北村直子,久米学,角本幹夫,槇本博雄,平野剛,平井みどり
  • 学会等名: 第27回日本TDM学会・学術大会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2011-06-26
• [学会発表] 熊谷俊一:膠原病難治病態に対するAbsorption Profileに基づくシクロスポリンの積極的投与 (2011)
  • 著者名/発表者名: 林宏樹,千藤荘,杉山大典,辻剛,志田有里,大松秀明,平野剛,平井みどり
  • 学会等名: 第27回日本TDM学会・学術大会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2011-06-26
• [学会発表] PPI治療抵抗性胃食道逆流症の頻度と臨床的特徴の検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 藤田剛, 松木信之, 宇田篤史, 石田司, 近藤晴之, 大井充, 小林隆, 斉藤雅也, 小畑大輔, 吉田志栄, 山下和彦, 矢野嘉彦, 森田圭紀, 向井秀一, 菅原淳, 渡辺直也, 平野剛, 久津見弘, 早雲孝信, 平井みどり, 東健
  • 学会等名: GERD Seminar in神戸
  • 発表場所: ANAクラウンプラザホテル神戸(中間報告)
  • 年月日: 2011-06-10
• [備考]
  • URL: http://www.jspgx.org/