研究課題/領域番号 |
22390299
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
垣花 学 琉球大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (20274897)
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研究分担者 |
大城 匡勝 琉球大学, 医学部附属病院, 助教 (00315483)
渕上 竜也 琉球大学, 医学部附属病院, 講師 (10381211)
照屋 孝二 琉球大学, 医学部, 助教 (50437985)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2012年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2011年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2010年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 硫化水素 / 遅発性対麻痺 / 脊髄虚血 / アポトーシス / 神経保護 / カスパーゼ / 虚血性脊髄障害 / 対麻痺 / 一酸化窒素合成酵素 / 脊髄運動神経細胞死 / 抗炎症効果 / 脊髄運動神経細胞 |
研究概要 |
生体内ガス分子のひとつであり、かつ抗炎症効果、ラジカルスカベンジング効果、抗アポトーシス効果を有する硫化水素を用い、その吸入療法(80ppm x 5 時間)による脊髄虚血後遅発性対麻痺に対する神経保護効果を検討した。その結果、脊髄虚血後 72時間目の神経学的所見において、脊髄虚血後 24 時間目に硫化水素吸入療法を開始した吸入群で、対照群と比較し有意に改善効果が認められた(67%のマウスで遅発性対麻痺発生がなかった)。さらに、組織学的所見においても脊髄前角における正常神経細胞数が有意に多かった。また、免疫組織学的所見でも活性型カスパーゼ 3 の発現が有意に抑制されていた。これらのことから、硫化水素吸入療法は抗アポトーシス効果を発揮し、マウス脊髄虚血後遅発性対麻痺の発症を抑えることが明らかとなった。
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