生体反応関連分子の遺伝子多型解析に基づく個別化治療確立に関する研究

• 研究課題/領域番号: 22390335
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 救急医学
• 研究機関: 千葉大学
• 研究代表者: 織田 成人 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (90204205)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 19,110千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 4,410千円); 2012年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円); 2011年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円); 2010年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
• キーワード: 生体反応 / 遺伝子多型 / DNAアレイ / 表現型 / サイトカイン / 個別化治療

研究概要

日本人独自の遺伝子多型からみた重症救急患者に対する個別化治療を確立することを目的としている.多施設共同研究(計5施設)で遺伝子情報と臨床情報を収集した.IL1RA 2nd intronVNTRの臨床経過や転帰への影響について検討した.その結果,導出コホート(自施設症例;n=261)および検証コホート(多施設症例;n=793)両方において,IL1RA RN^*2 alleleの保有数が多くなるにつれてICU死亡率,重症敗血症罹患率ともに有意に上昇していた.

研究成果

• [雑誌論文] 敗血症の転帰に影響を与える遺伝子多型 (2013)
  • 著者名/発表者名: 島田忠長,中田孝明,織田成人
  • 雑誌名: 日救急医会誌 巻: 24 ページ: 1-11
  • NAID: 130004840941
  • 査読あり
• [雑誌論文] Tumor necrosis factor -308 polymorphism (rs1800629) is associated with mortality and ventilator duration in 1057 Caucasian patients (2012)
  • 著者名/発表者名: Watanabe E, Zehnbauer BA, Oda S, Sato Y, Hirasawa H, Buchman TG
  • 雑誌名: Cytokine 巻: 60 ページ: 249-56
  • 査読あり
• [雑誌論文] 生体反応と個体差；遺伝子多型と性差 (2012)
  • 著者名/発表者名: 渡邉栄三
  • 雑誌名: 救急医学 巻: 36 ページ: 1110-1115
• [雑誌論文] 遺伝子多型と生体反応-全身性炎症反応症候群(SIRS)関連疾患のゲノム情報によるテーラーメード医療実践へ向けて-特集:侵襲に対する生体反応の個体差 (2011)
  • 著者名/発表者名: 渡邉栄三,木村友則,織田成人
  • 雑誌名: 侵襲と免疫 巻: 20 ページ: 69-77
• [雑誌論文] 遺伝子多型と生体反応-全身性炎症反応症候群(SIRS)関連疾患のゲノム情報によるテーラーメード医療実践へ向けて-特集:侵襲に対する生体反応の個体差 (2011)
  • 著者名/発表者名: 渡邊栄三, 木村友則, 織田成人
  • 雑誌名: 侵襲と免疫 巻: 20 ページ: 67-77
• [雑誌論文] Outcome prediction in sepsis combined use of genetic polymorphisms-A study in Japanese Population (2011)
  • 著者名/発表者名: Shimada T, Oda S, Sadahiro T, et al
  • 雑誌名: Cytokine 巻: 54 ページ: 79-84
  • 査読あり
• [雑誌論文] 遺伝子多型と生体反応.特集:生体防御と自然免疫-最近の知見- (2010)
  • 著者名/発表者名: 渡邉栄三,織田成人,島田忠長
  • 雑誌名: 侵襲と免疫 巻: 19 ページ: 87-90
• [学会発表] インターロイキン(IL-1)関連遺伝子多型のsepsisの転帰およびサイトカイン産生能におよぼす影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 木村友則,渡邉栄三,織田成人,寺谷綾子
  • 学会等名: 第25回日本外科感染症学会
  • 発表場所: 千葉
• [学会発表] IRGM polymorphismswere associated with mortality and IL-6 blood levels of severely septic patients (2012)
  • 著者名/発表者名: Watanabe E, Kimura T, Teratani A, Sakamoto T, Ikeda T, Ikeda K, Kotani J, Kitamura N, Oda S
  • 学会等名: The 6th International Symposium on Autophagy 2012
  • 発表場所: 沖縄
• [学会発表] Tumor necrosis factor -308 polymorphism is associated with mortality and ventilator free days in1057 Caucasian patients (2012)
  • 著者名/発表者名: Watanabe E, Zehnbauer BA, Buchman TG, Hirasawa H, Oda S
  • 学会等名: The ShockSociety's 35th Annual Conference on Shock
  • 発表場所: Miami U.S.A.
• [学会発表] IRGM polymorphisms were associated with mortality and IL-6 blood levels of severely septic patients (2012)
  • 著者名/発表者名: Eizo Watanabe, Tomonori Kimura, Ayako Teratani, Teruo Sakamoto, Toshiaki Ikeda, Kazumi Ikeda, Joji Kotani, Nobuya Kitamura, Shigeto Oda
  • 学会等名: The 6th International Symposium on Autophagy 2012
  • 発表場所: Okinawa
• [学会発表] インターロイキン(IL-1)関連遺伝子多型のsepsisの転帰およびサイトカイン産生能におよぼす影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 木村 友則，渡邉 栄三，織田 成人，寺谷 綾子
  • 学会等名: 第25回日本外科感染症学会総会学術集会
  • 発表場所: 千葉
• [学会発表] 木村 友則，渡邉 栄三，織田 成人，貞広智仁，仲村将高，立石順久，篠崎広一郎，平澤 博之 (2012)
  • 著者名/発表者名: インターロイキン(IL)-1関連遺伝子多型のsepsisの転帰およびIL-6血中濃度におよぼす影響
  • 学会等名: 第49回日本外科代謝栄養学会学術集会
  • 発表場所: 千葉
• [学会発表] 重症患者における遺伝子多型の多施設共同前向き研究と新規敗血症関連遺伝子多型の検索 (2011)
  • 著者名/発表者名: 渡邊栄三、織田成人、木村友則, 他
  • 学会等名: 第39回日本救急医学会総会
  • 発表場所: 東京都
  • 年月日: 2011-10-18
• [学会発表] 重症外傷例の転帰に影響を与える敗血症関連遺伝子多型-Critical Care Genomics- (2011)
  • 著者名/発表者名: 渡邊栄三、織田成人、木村友則, 他
  • 学会等名: 第25回日本外傷学会
  • 発表場所: 堺市
  • 年月日: 2011-05-19
• [学会発表] 重症患者における遺伝子多型の多施設共同前向き研究と新規敗血症関連遺伝子多型の検索 (2011)
  • 著者名/発表者名: 渡邉栄三,織田成人,木村友則,寺谷綾子,貞広智仁,仲村将高,安部隆三,中田孝明,島田忠長,大谷俊介
  • 学会等名: 第39回日本救急医学会総会・学術集会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 重症患者における遺伝子多型の多施設共同前向き研究と新規敗血症関連遺伝子多型の検索 (2011)
  • 著者名/発表者名: 渡邉栄三,織田成人,木村友則,寺谷綾子,貞広智仁,仲村将高,平山陽,立石順久,服部憲幸,瀬戸口大典,仲村志芳,高橋和香,高井信幸,今枝太郎,内山なつみ,島居傑,島田忠長,大谷俊介,北村伸哉,平澤博之
  • 学会等名: 日本外科代謝栄養学会第48回学術集会
  • 発表場所: 愛知
• [学会発表] 重症外傷症例の転帰に影響を与える敗血症関連遺伝子多型-Critical Care Genomics- (2011)
  • 著者名/発表者名: 渡邉栄三,織田成人,木村友則,佐藤泰憲,平澤博之,Timothy G. Buchman
  • 学会等名: 第25回日本外傷学会総会・学術集会
  • 発表場所: 大阪
• [学会発表] 敗血症症例におけるautophagy関連遺伝子多型の炎症反応に対する影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 木村友則,渡邉栄三,織田成人,貞広智仁,仲村将高,平山陽,立石順久,高橋和香,中田孝明,島田忠長
  • 学会等名: 第38回日本集中治療医学会学術集会
  • 発表場所: 横浜
• [学会発表] Effect of heritable and acquired conditions on Mortality of 854 US patients with severe sepsis (2010)
  • 著者名/発表者名: Watanabe E
  • 学会等名: 33^<rd> Annual Conference on Shock
  • 発表場所: Portland Oregon
  • 年月日: 2010-06-12
• [学会発表] Effect of heritable and acquired conditions on mortality of 854 US patients with severe sepsis (2010)
  • 著者名/発表者名: Watanabe E, Zehnbauer BA, Oda S,Hirasawa H, Shimada T, Buchman TG
  • 学会等名: The Shock Society's 33rd Annual Conference on Shock
  • 発表場所: Oregon, U.S.A.