研究課題/領域番号 |
22390401
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山下 喜久 九州大学, 歯学研究院, 教授 (20192403)
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研究分担者 |
嶋崎 義浩 九州大学, 大学院・歯学研究院, 准教授 (10291519)
竹下 徹 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助教 (50546471)
江島 伸興 大分大学, 医学部, 教授 (20203630)
西村 英紀 広島大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (80208222)
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連携研究者 |
田中 俊一 日本赤十字社熊本健康管理センター
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
19,370千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 4,470千円)
2012年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2011年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2010年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | メタボリックシンドローム / 歯周疾患 / 抗体価 / 歯周病細菌 / 後ろ向きコホート研究 |
研究概要 |
熊本日赤健康管理センターにて2003年と2011年に歯科健診を受診した430人(平均年齢58.6 〓 11.1歳、男性308人、女性122人)を対象としてPorphyromonas gingivalis(Pg)抗体価、歯周病、全身状態の関連性を検討した。歯周組織状態をCommunity Periodontal Index(CPI)で評価し、全身状態は身体測定や血液生化学的検査の結果から評価し、2003年に冷凍保存した血清のPg抗体価を測定した。歯周組織状態は、2003年でCPIコード3以上の者は47.8%(男性49.7%、女性43.4%)であった。2003年でCPIコード2以下だったが2011年でCPIコード3以上、または2003年と2011年ともにCPI コード3以上であった場合を歯周病の維持悪化とすると、歯周病の維持悪化があった者は男性では53.2%、女性では34.4%であった。Pg抗体価については、全体の上位20パーセンタイルを高値とすると、男性のPg抗体価高値は18.2%、女性では25.4%であった。Pg抗体価と歯周病の維持悪化との関係では、男性で2003年のPg抗体価が高値の者ほど歯周病が維持・悪化していたが(p < 0.001)、女性ではこの傾向は有意ではなかった(p=0.068)。また、歯周病を従属変数とするロジスティック回帰分析で解析すると、男性ではPg抗体価が高いと歯周病が維持悪化していたが、女性では高感度CRPが高いと歯周病が維持悪化しており、男性ではPg抗体価が歯周病の発症に関連し、女性では全身の炎症状態が歯周病の発症に関係する可能性が示唆された。
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