研究課題/領域番号 |
22390403
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
安細 敏弘 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (80244789)
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研究分担者 |
邵 仁浩 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (10285463)
粟野 秀慈 九州歯科大学, 歯学部, 講師 (20301442)
吉田 明弘 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (20364151)
高田 豊 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (40163208)
園木 一男 九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (50316155)
中道 郁夫 九州歯科大学, 歯学部, 講師 (60419570)
稲永 清敏 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (90131903)
竹原 直道 九州歯科大学, 歯学部, 名誉教授 (00038879)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
2012年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2011年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2010年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 口腔乾燥症 / 上部消化器疾患 / GERD / 唾液 / 口臭 |
研究概要 |
高齢者率の増加に伴い増加している口腔乾燥症ならびに関連疾患である舌痛や味覚異常と上部消化器疾患であるGERD(gastro esophageal reflux disease)やNERD(non-erosive reflux disease)に着目し、相互の関連性を探索することを目的とし調査を行った。調査対象は介護施設ならびに年長者研修施設に所属する高齢者とした。調査項目は口腔内診査、舌の所見、舌の運動機能、嚥下機能の診査に加えて、上部消化器症状に関する15項目ならびに口腔乾燥感および関連する自覚症状を問う5項目から構成された自記式質問紙を用いた質問紙調査を行った。その結果、上部消化器疾患を有する者の5人に3人の割合で口腔乾燥感、また4人に1人の割合で口腔乾燥症関連疾患である舌痛や味覚異常感を有することがわかった。そして、口腔乾燥感を自覚している高齢者はしていない高齢者に比べて5倍程度の確率でGERD症状を有する可能性が示唆された。口腔乾燥感は上部消化器の運動不全と関連が深く、舌痛ならびに味覚異常は酸逆流と関連が深かった。以上の結果は、歯科関係者は口腔乾燥感ならびに舌痛や味覚異常を有する患者ではGERDリスクが高いことを踏まえて医療連携を進める必要があることを示している。
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