インドの農村の貧困女性たちの経済的自立について~成功と失敗を分ける分岐点は何か~

• 研究課題/領域番号: 22402044
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 海外学術
• 研究分野: 社会学
• 研究機関: 公益財団法人世界人権問題研究センター
• 研究代表者: 山下 明子 公益財団法人世界人権問題研究センター, 研究第4部, 客員研究員 (20465959)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円); 2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円); 2010年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
• キーワード: インド / 農村の貧困女性 / マイクロクレジットSHG / 経済的自立 / グジャラート州 / 西ベンガル州 / インドの貧困女性 / SHG / エンパワーメント / 自助グループ / 無担保少額融資 / 農村の貧困女性の自立 / 少額融資 / NGO / MFI

研究概要

インドの農村で経済的に自立しようとしている底辺層の女性たち、具 体的には、政府の貧困女性対象の少額融資制度と結びついたSHG(自助グループ)を、農村の ダリット女性を中心に、成功と失敗の要因、NGO との関係、また、政府のSHG 政策の変更につ いて調べた。成功したグループは地域も変化させたが、ローン本位になり潰れたケースも多い。 貧困女性のSHG の成功と失敗の分岐点は、グループの自立的で協同的な意思決定力の如何にあ るとわかった。

研究成果

• [雑誌論文] 「インドの農村の貧困女性たちの経済的自立について」 (2013)
  • 雑誌名: (公財)世界人権問題研究センター研究紀要 巻: 第18号 ページ: 343-373
• [雑誌論文] インドの貧困女性の経済的自立ー成功と失敗をわける分岐点は何かー (2012)
  • 著者名/発表者名: 山下明子
  • 雑誌名: （公財）世界人権問題研究センター研究紀要 巻: １８号
  • 査読あり
• [雑誌論文] 「インドの宗教・社会統合・ジェンダーーダ リット女性解放の視座から」 (2009)
  • 雑誌名: 『現代宗教2009』、国際宗教研究所編 ページ: 207-231
• [雑誌論文] 「インドにおけるジェンダーとヒンドゥ ー・ナショナリズム-ダリット女性解放の視 座から」 (2008)
  • 雑誌名: プール学院大学研究紀要 巻: 第48号 ページ: 61-77
• [学会発表] 「性に関わる宗教と暴力の変容-インドの農村の事例を中心に」 (2012)
  • 学会等名: 「宗教と社会」学会
  • 発表場所: 長崎国際大学
• [学会発表] 性に関わる宗教と暴力の変容 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山下明子
  • 学会等名: 宗教と社会学会
  • 発表場所: 長崎国際大学
• [学会発表] テーマセッション「脱中心化の神学-マージンからの声」 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山下明子
  • 学会等名: 「宗教と社会」学会
  • 発表場所: 立命館大学衣笠校舎
  • 年月日: 2010-06-06
• [学会発表] 「性暴力とナショナリズム-日本軍「慰安婦」問題を神学する」 (2010)
  • 学会等名: テーマセッション「脱中心 化の神学.マージンからの声」「宗教と社会」 学会
  • 発表場所: 立命館大学