研究分担者 |
大島 義信 京都大学, 工学研究科, 准教授 (10362451)
三方 康弘 大阪工業大学, 工学部, 准教授 (60434784)
浅野 英一 摂南大学, 外国語学部, 准教授 (90351684)
木村 亮 京都大学, 工学研究科, 教授 (30177927)
伊藤 義人 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (30111826)
北根 安雄 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (10444415)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2012年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2011年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2010年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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研究概要 |
本研究では,東アフリカ幹線道路網における舗装道路の劣化に関して,簡易計測技術を用いた評価を行った.簡易計測技術については,車両応答型計測システムVIMSを用いた.東アフリカのうちケニアにおいては,幹線道路において試験的な計測を実施したほか,VIMS技術がケニア国道路公団の標準的な技術として採用され,全国的な展開が行われつつある.ウガンダにおいては,首都カンパラ近郊の幹線道路において試験的な計測を実施し,VIMS技術が十分実用可能であること,また幹線道路網の劣化状態における特徴が把握できた.タンザニアにおいては,首都ダルエスサラムを中心とした幹線道路において試験的な計測を実施し,同様にVIMS技術が十分実用可能であることが示されたほか,タンザニア道路公団TANROADSの標準技術としての導入が検討されている.以上より,東アフリカにおける舗装道路の標準的な路面評価方法として,簡易計測技術VIMSが十分適用可能であること,また都市部においては比較的良好な状態にあるものの,郊外では路面状態が悪いことなどが明らかとなった.本活動により,路面状態の基本的な情報を収取することができたため,今後継続して計測を行うことで東アフリカにおける幹線道路の継時的な劣化状況が把握できると考えられる.
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