研究課題/領域番号 |
22406011
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
寄生虫学(含衛生動物学)
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
川本 文彦 大分大学, 全学研究推進機構, 教授 (40115556)
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研究分担者 |
神戸 俊夫 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (50093018)
大塚 靖 大分大学, 医学部, 助教 (00244161)
木村 政継 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (60195378)
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連携研究者 |
木村 政継 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (60195378)
大塚 靖 大分大学, 医学部, 助教 (00244161)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
2012年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2011年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2010年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | 国際研究者交流 / インドネシア:ベトナム:カンボジア / 熱帯熱 マラリア原虫 / 東南アジア / 分布領域 / 分子疫学調査 / 遺伝子解析 / 人工 培養 / インドネシア:ベトナム:タイ / 熱帯熱マラリア原虫 / 人工培養 / インドネシア:ミャンマー / インドネシア:パプアニューギニア |
研究概要 |
ミャンマー・ベトナムから得られた熱帯熱マラリア原虫野生株は容易に人工培養に適応するのに対し、インドネシアの野生株は全く人工培養に適応せず、培養初期に消失してしまう。これらの事実は、東南アジアの大陸部と島嶼部に分布する熱帯熱マラリア原虫が異なったタイプであることを示唆している。本研究では、熱帯熱マラリア原虫が2つの型に分類されるか否かにつき、細胞生物学的検討と遺伝子解析による比較を行った。 ベトナムとカンボジアから得られた熱帯熱マラリア原虫株は全て人工培養に適応した。ベトナムの1例は常に幼弱生殖母体が多数観察され、生殖母体形成誘導を試みた結果、培地中のグルコース量を減少することで生殖母体形成を誘導することが判明した。一方、インドネシアから得られた野生分離株は全て人工培養に適応せずに消失した。ベトナム野生株の 1 株とインドネシア人工培養非適応株を用いて、Pyrosequence 法による Roche Genome Sequencer FLX+ System を用いた遺伝子解析の比較を開始した。しかし、いまだ両者における大きな差異は見いだせていない。
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