研究課題/領域番号 |
22500068
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機システム・ネットワーク
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
石井 大介 慶應義塾大学, 理工学研究科, その他 (40548450)
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研究分担者 |
山中 直明 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (80383983)
岡本 聡 慶應義塾大学, 理工学研究科, 特任准教授 (10449027)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | フォトニックネットワーク / 耐障害性 / 障害回復 / アクセスネットワーク / PON (Passive Optical Network) / アグリゲーションネットワーク / 信頼性 / 超高速光スイッチ / PON(Passive Optical Network) |
研究概要 |
本研究の目的は、光スプリッタを用いた現在のアクセス光ネットワークPON(Passive Optical Network)よりも耐障害性、信頼性に優れた次世代のアクセス光ネットワークアーキテクチャを確立することである。次世代アクセス光ネットワークアーキテクチャとして、光スイッチを用いたアクセス光ネットワークアーキテクチャを提案し、それに基づき耐障害性を実現するための技術に関して研究開発を行う。 今年度は、多段に光スイッチを接続した光アグリゲーションネットワークにおいて、高信頼性と低光損失性を達成するために、2×2光スイッチを用い小規模なリング型トポロジーをツリー状に接続するアーキテクチャを提案した。更に、提案アーキテクチャの具体的な設計手法を示し、典型的なトポロジーとの比較により、提案手法が光アグリゲーションネットワークの構築に有効となるユーザ数の範囲を示した。 次世代アクセス光ネットワークアーキテクチャでは耐障害性に加え、消費電力削減や複数のサービスに対応することが要求される。そこで、光スイッチを使用する次世代アクセス光ネットワークの消費電力効果に関する研究や、マルチキャストを実現するための光スイッチ制御方式に関して研究を行った。前者では、多段に光スイッチを接続した光アグリゲーションネットワークは、従来のインターネットと比較して消費電力を1/20から1/30削減できることを示した。後者では、光スイッチを用いたアクセス光ネットワークアーキテクチャにおいて、光スイッチの出力パワーをフレキシブルに制御することで、一回のデータ転送で複数の端末が受信可能なアーキテクチャおよびマルチキャストデータ受信端末選択方式を提案した。 30msec以下というオンデマンドブロードバンドサービスで許容可能な時間内でマルチキャストデータ受信端末を選択することが可能であることを示した。
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