研究課題
基盤研究(C)
動記憶の分子機構の解明は、脳科学研究の中でも大きな課題であるばかりでなく、昨今社会問題にもなっている心的外傷後ストレス障害(PTSD)の病態を理解する上でも重要である。情動記憶の過程では、その長期記憶の形成と維持を支える遺伝子発現変化が脳内でダイナミックに起こっていることが示されている。本研究ではその過程におけるmicroRNAの役割を明らかにすることを目的として、恐怖条件づけに際して扁桃体で発現変化するmicroRNAを網羅的に検索した。その結果、13種類のmicroRNAが同定された(3種は増加、10種は減少)。これらの脳内のはたらきを解析すれば、情動記憶長期保持の機構を支える核-シナプス間の新しい情報伝達様式を見いだすことが出来ると考えている。
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http://neuro.dept.med.gunma-u.ac.jp
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