配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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研究概要 |
本研究では,ストレス関連疾患の早期診断を可能とするために,これらの疾患と関連性が強い唾液コルチゾールを指標とし,その検出に抗原-抗体反応を用いる高感度なイムノセンサを開発した。主反応を垂直流路で行い,分子認識に用いられなかったサンプル中のホルモンや標識抗原を水平流路の毛細管現象で吸引されて除去される流体制御機構を考案した。標識コンジュゲートを作成し,サンプル中のコルチゾールと競合反応させ,酵素電極で検出電流を得た。唾液を用いた実証実験では,濃度0.1 - 10 ng/ml の範囲において,従来法であるELISAに対して相関係数 R^2 = 0.92 の良好な特性が実証された。
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