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TiO2光触媒反応による細胞誘導死の機構の解明と新規分子標的癌治療法開発への展開

研究課題

研究課題/領域番号 22500421
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関(財)神奈川科学技術アカデミー

研究代表者

姚 燕燕  (財)神奈川科学技術アカデミー, その他部局等, 研究員 (90381574)

研究分担者 石黒 斉  財団法人神奈川科学技術アカデミー, 重点研究室光触媒グループ, 研究員 (00381666)
窪田 吉信  財団法人神奈川科学技術アカデミー, 重点研究室光触媒グループ, 研究員 (10106312)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2012年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードTiO_2細胞毒性 / ヒートショックプロティン / Akt生存シグナル伝達因子
研究概要

酸化チタン(TiO_2)を用いた光触媒反応によって誘導される癌細胞死のメカニズムを解明することを目的として検討をおこなっている。これまでに、膀胱癌の細胞株であるT24細胞に対して、TiO_2自身の毒性を検討し、その結果から10μg/mlの濃度で使用する場合には細胞に対する毒性が無いことを明らかとしている。更に、光触媒反応によって、変動するタンパク群としてヒートショックプロテイン群(HSPファミリー)の発現について検討し、光触媒反応を行った細胞群ではHSP90及びHSP27の発現に変動がみられていることを明らかとした。更に、HSP90は細胞の生存シグナル伝達分子であるAktの発現、活性化や安定化に深く関与していることが知られていることから、HSP90の発現減少がAktの発現やリン酸化に関与するかを検討し、HSP90の減少がAktの発現やリン酸化Aktの減少に関与していることを明らかとしている。本年度はT24細胞に各種濃度のTiO_2で処理を行い、更に光照射時間を変動させたことによる光触媒反応の時間変化と細胞死の関係について検討した。その結果、T24細胞は光触媒の濃度依存的、光照射時間依存的に細胞死を起こしていた。この結果は、これまでに得られてきたHSP90及びHSP27の発現レベルと強く相関しており、光触媒反応による酸化還元反応がHSP90やHSP27の発現を変化させることで、細胞の生存シグナル伝達分子であるAktの発現や活性化を減少させ、その結果として細胞死が起きていると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2011 実績報告書
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Investigation of photocatalytic killing effect of TiO_2 nanoparticles on human cancer cell line2010

    • 著者名/発表者名
      姚燕燕
    • 学会等名
      The 17^<th> China-Japan Bilateral Symposium on Intelligent Electrophotonic Materials and Molecular Electronics
    • 発表場所
      中国、北京航空航天大学
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-23   更新日: 2019-07-29  

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