研究概要 |
近年注目される脳波応用による生活支援機器の開発について, 従来からの視覚刺激ではなく,聴覚刺激で導出される事象関連電位 P300 成分を応用した新たな意思伝達支援システムを独自に提案して開発に向けた基礎研究を進めた.骨伝導音(BC)の有用性について,気導音(AC)による P300 成分導出条件と比較検討した.波形解析はオフ・ラインで得られた7人の健常被験者の結果より検討した.全被験者で安定した P300 成分導出が AC及び BC 刺激条件において可能であり,新たな脳波応用支援機器構築の可能性が示唆された.
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