研究課題/領域番号 |
22500790
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 九州女子大学 |
研究代表者 |
廣田 幸子 九州女子大学, 家政学部 栄養学科, 准教授 (00312140)
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連携研究者 |
西田 真紀子 九州女子大学, 家政学部, 准教授 (00268814)
高濱 有明夫 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (30106273)
東 泉 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (40228705)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2012年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | ポリフェノール / 一酸化窒素 / クロッシン / 澱粉消化 / 亜硝酸塩 / 唾液 / 胃腔 / プロアントシアニジン / 澱粉 / おくび |
研究概要 |
この研究は胃の機能向上に胃腔で生成した一酸化窒素が関与している事を明らかにすることを目的としている。食品に含まれるポリフェノール類は、唾液中の含まれる亜硝酸塩と胃腔で反応することによって一酸化窒素生成を促進した。この反応は、唾液に含まれる有害な亜硝酸塩をポリフェノール類が胃腔内で一酸化窒素へ還元できることを示唆している。また、水溶性のカロテノイドであるクロッシンも胃腔で亜硝酸を一酸化窒素に還元できることが示唆されたが、その還元は澱粉で抑制されることも分かった。他方、ポリフェノールは、澱粉と複合体を形成していた。この複合体形成は、ポリフェノールが澱粉のらせん構造によるものであると予想し、また、この複合体形成によって、α-アミラーゼによる澱粉消化は、抑制されることが分かった。クロッシンは、澱粉消化を促進したが、その促進は澱粉の消化を大きく促進する100mM塩化ナトリウム存在下では見られなかった。
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