研究概要 |
大学において,現職の公立小中高校教員に対し色素増感太陽電池の作製指導を行った。その結果,色素増感太陽電池は,学校種に関係なく容易に教師が作製できることが判明した。色素増感太陽電池の教材化を目的として,作製上の工夫や課題等について研修に参加した小中高校教員に対しアンケート調査を行った。色素増感太陽電池の作製指導は,教員の太陽電池に対する理解と興味関心が高まるばかりでなく,導電性ガラス,色素,酸化チタンなどの理解と利用に役立つことが判明した。研修後教育現場で,色素増感太陽電池を授業で活用した教員は,小学,中学,高校と学校種が上がるに伴って高くなることが明らかとなった。
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