広域テフラを利用した先史時代の地磁気永年変化曲線の確立

• 研究課題/領域番号: 22500976
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 文化財科学
• 研究機関: 福井大学
• 研究代表者: 藤井 純子 福井大学, 教育地域科学部, 助手 (50228946)
• 研究分担者: 山本 博文 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (50240122) ; 中島 正志 福井大学, 教育地域科学部, 名誉教授 (70093440)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円); 2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 年代測定 / 古地磁気 / 古地磁気測定 / 地磁気永年変化 / 姶良Tnテフラ / 大山倉吉テフラ / 岩石磁気的分析 / 鬼界アカホヤテフラ / 大山上部火山灰 / 阿蘇4テフラ / 定置温度 / チタノマグネタイト

研究概要

鬼界アカホヤテフラ(K-Ah),姶良Tnテフラ,阿蘇4テフラなどの第四紀層の時代を決める鍵層となる広域テフラについての古地磁気研究から,これらの広域テフラが堆積した先史時代の日本列島における同時間面の地磁気分布に大きな地域差は無く,地心双極子磁場で予想される範囲内であることを明確に示した。これらの広域テフラを複数含む地層について,地層上部から下部まで連続して古地磁気用試料を採取し,その測定結果から,過去約5万年間の地磁気永年変化を明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] 岡山・鳥取県に分布する大山上部火山灰層の古地磁気 (2012)
  • 著者名/発表者名: 藤井純子・中島正志
  • 雑誌名: 福井大学教育地域科学部紀要 巻: 第2号 ページ: 71-85
  • NAID: 110008795239
  • URL: http://hdl.handle.net/10098/4975
  • 査読あり
• [雑誌論文] 福井県丹生山地の河岸段丘堆積物の古地磁気 (2010)
  • 著者名/発表者名: 藤井純子・山本博文・島田千尋・中島正志
  • 雑誌名: 福井大学地域環境研究教育センター紀要「日本海地域の自然と環境」 巻: 17号 ページ: 45-56
  • NAID: 110008445385
  • URL: http://hdl.handle.net/10098/2995
• [雑誌論文] 福井県丹生山地の河岸段丘堆積物の古地磁気 (2010)
  • 著者名/発表者名: 藤井純子・山本博文・島田千尋・中島正志
  • 雑誌名: 福井大学地域環境研究教育センター研究紀要「日本海地域の自然と環境」 巻: No.17 ページ: 45-56
  • NAID: 110008445385
• [学会発表] (2011)
  • 著者名/発表者名: 山本裕二・鳥居雅之・夏原信義・中島正志
  • 学会等名: 日本地球惑星科学連合2012大会
  • 発表場所: 幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2011-05-25
• [学会発表] 須恵実験窯から採取した窯土試料の古地磁気強度実験 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山本裕二・鳥居雅之・夏原信義・中島正志
  • 学会等名: 本地球惑星科学連合2012年大会
  • 発表場所: 幕張メッセ国際会議場(ポスター講演口頭発表)
  • 年月日: 2011-05-25
• [学会発表] 広域テフラの磁気的対比のための基礎的研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 鳥居雅之・藤井純子・山本友里恵・中島正志
  • 学会等名: 平成22年度高知大学海洋コア総合研究センター全国共同利用研究成果発表会
  • 発表場所: 高知大学海洋コア総合研究センター
  • 年月日: 2011-03-01
• [学会発表] 広域テフラの磁気的対比のための基礎的研究:ATと入戸火砕流 (2011)
  • 著者名/発表者名: 鳥居雅之・藤井純子・山本友里恵・中島正志
  • 学会等名: 平成22年度高知大学海洋コア総合研究センター全国共同利用研究成果発表会
  • 発表場所: 高知大学海洋コア総合研究センター
  • 年月日: 2011-03-01