研究課題/領域番号 |
22500977
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
南 武志 近畿大学, 理工学部, 教授 (00295784)
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研究分担者 |
武内 章記 国立環境研究所, 科学環境研究領域, 研究員 (10469744)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 材料分析 / 産地同定 / 硫黄同位体比分析 / ローマ帝国時代 / 遺跡 / 朱 / ローマ帝国 / 辰砂鉱山 / 考古学 / 遺跡朱 / ハンガリー / 硫黄同位体 / 水銀同位体 |
研究概要 |
ヨーロッパの11 ヶ国29 辰砂鉱山鉱石を収集し、硫黄同位体比を測定したところ、値は鉱山に依存していた。硫黄同位体比と水銀同位体比分析の二次元グラフはその差がより鮮明であった。しかし、遺物より採取可能量は少ないので、硫黄同位体比分析だけでローマ帝国時代の朱の産地同定を試みた。ハンガリーのエブダ出土朱はトランスシルバニア産、スペインのクルニア出土朱はアルマデン鉱山産と推察した。硫黄同位体比分析は古代の朱産地同定に有効な手法であり、水銀同位体分析を組み合わすと精度を高めることができる。
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