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肺がん幹細胞特異的CTLが認識する抗原の同定研究

研究課題

研究課題/領域番号 22501028
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 腫瘍免疫学
研究機関愛知県がんセンター(研究所)

研究代表者

葛島 清隆  愛知県がんセンター(研究所), その他 (30311442)

研究期間 (年度) 2010 – 2012
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード癌 / 免疫学 / トランスレーショナルリサーチ
研究概要

肺がん細胞株E522Lはadenocarcinoma組織から樹立された細胞株で、β_2ミクログロブリン蛋白の発現消失により細胞表面にHLA class-I分子を全く発現しない。目的とするHLA-A24を細胞表面に発現させるために、β_2ミクログロブリンとHLA-A24重鎖をグリシン-セリンのリンカーで共有結合させた単鎖HLA-A24分子およびCD86分子をこの細胞株に導入し、CTL誘導のための人工抗原提示細胞を作製した。
この人工抗原提示細胞から"がん幹細胞"の形質を持った細胞を得るために、無血清培地にEGF、 bFGFなどの幹細胞増殖因子を添加して数週間培養し、球状の塊で増殖する細胞集団(以後スフェアと称す)を得た。造腫瘍性を確認するために、スフェアと元のE522L細胞を免疫不全マウスの皮下にそれぞれ100万個ずつ接種した。しかしながら、スフェアにおいても3匹中1匹で腫瘍の形成がみられるだけであった。また、"がん幹細胞"の自己刷新性の維持に必要な転写因子(Naonog, Sox2, Oct-4など)の発現をRT-PCR法で検討したが、元のE522L細胞とスフェア間で明らかな違いを見出すことができなかった。
今回、"がん幹細胞"培養条件で得られたスフェアは、当初の予想に反して"がん幹細胞"としての形質を保有していないことが判明した。現在、他の肺がん細胞株数種からスフェアを培養し、"がん幹細胞"の形質を保有しているものを探している。そのような細胞を同定した後に、人工抗原提示細胞に変換してCTLの誘導を進める予定である。

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書

URL: 

公開日: 2010-08-23   更新日: 2016-04-21  

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