配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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研究概要 |
土壌の炭素貯留量を評価する上で,地表下1 m以深における埋没土壌の炭素貯留量は評価されていない.本研究では,埋没土壌の炭素貯留量を評価するとともに,埋没作用が土壌の性状に与える影響を調べた.その結果,都城盆地の黒ボク土分布域には,ほぼ全域にわたって埋没腐植土層が存在する.都城盆地の代表的なテフラ-土壌シークエンスにおける地表下1 m以深の土壌の炭素貯留量は,地表部の約1.5倍あることを試算した.さらに,大隅半島南部錦江町の埋没土壌では,テフラによって埋没した厚さ10 cm以下の埋没土壌であっても,ときに最大40 g kg-1の炭素を貯留する.黒ボク土あるいはテフラの分布域では,地表下1 m以深の埋没土壌に,まだ評価されていない相当量の炭素を貯留する.
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