研究課題/領域番号 |
22510020
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 独立行政法人国立環境研究所 |
研究代表者 |
近藤 美由紀 独立行政法人国立環境研究所, 環境計測研究センター, 研究員 (30467211)
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研究分担者 |
内田 昌男 独立行政法人国立環境研究所, 環境計測研究センター, 主任研究員 (50344289)
内海 真生 筑波大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (60323250)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 古細菌 / 北太平洋 / 海洋性古細菌 / 細胞膜脂質 / TEX86 / GDGT / 物質循環 / マリンクレナキオータ / 放射性炭素 / マリンクレンアーキオータ |
研究概要 |
堆積物に保存されている海洋性古細菌の細胞膜脂質(GDGTs)を用いた水温(TEX86)復元プロキシーの実用化をめざすため、海洋性古細菌のバイオマス量の水深分布や海洋性古細菌の起源を明らかにする。駿河湾内の異なる深度での採水し、海洋性古細菌の微生物生態学的情報と各深度におけるGDGTsの組成、存在量について調査を行った。GDGTs の自然レベル14C含有量(Δ14C)と海水中DIC、DOC、POC のΔ14Cの比較から、現場海域各深度におけるGDGTsの炭素源を明らかにした。水深700mで採取された試料から抽出されたGTGTsのΔ14Cは、約-400‰、年代に換算すると約4000年、それに対し、DIC及びDOCのΔ14Cは、それぞれ -40‰、-700‰となり、GDGTsの値は、現場海水のDIC値と大きく異なっていた。本結果は、GDGTsの起源とする古細菌の生息深度について、多様な水塊で生息していることを考慮する必要性を示すものであった。
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