研究課題/領域番号 |
22510034
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境影響評価・環境政策
|
研究機関 | 千葉科学大学 |
研究代表者 |
棗田 孝晴 千葉科学大学, 危機管理学部, 講師 (00468993)
|
研究分担者 |
古屋 康則 岐阜大学, 教育学部, 教授 (30273113)
田原 大輔 福井県立大学, 海洋生物資源学部, 講師 (20295538)
山家 秀信 東京農業大学, 生物産業学部, 講師 (40423743)
|
連携研究者 |
井口 恵一朗 独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所, 内水面研究部・生態系保全研究室, 室長 (00371865)
|
研究期間 (年度) |
2010 – 2012
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 環境評価手法 / 冷水性底生魚類 / 温暖化 / 水温 / カジカ種群 / 流程生息分布 / 河川工作物 / 河川内移動 / 産卵行動 |
研究概要 |
遊泳能力の乏しい冷水性底生魚カジカ種群をモデル生物とし, 水温上昇による生理生態的ストレス因子が彼らの生残,移動,生殖生理に及ぼす影響について野外調査と室内実験の双方のアプローチから検証した。河川工作物は両側回遊型(中卵型)および河川陸封型(大卵型)の遡上を実質的に妨げていた。低水温群で頻繁に見られた小卵型の雄の営巣行動は,高水温群(河川水よりも 4~5℃高温)で殆ど確認できなかった。中卵型仔魚の生残率が高温飼育条件(15℃) で最も低かったことを併せると,水温上昇がカジカ種群の繁殖活性や初期生活期の生残へ及ぼす影響が示唆された。これらの成果は,水温上昇に伴うカジカ種群の生態・生理両側面へ及ぼす負の影響を評価するうえで,有効な指標として役立つと期待される。
|