環境政策史の確立及び日独の容器包装廃棄物政策に関する環境政策史研究

• 研究課題/領域番号: 22510042
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 環境影響評価・環境政策
• 研究機関: 山梨大学
• 研究代表者: 喜多川 進 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 講師 (00313784)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2010年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
• キーワード: 環境政策史 / 環境政策 / 廃棄物政策 / 環境史 / 公害史 / 環境政策研究方法論 / ドイツ / 環境学 / デュアル・システム

研究概要

本研究では、まず、環境政策に関する歴史的研究の動向を整理し、環境政策史が必要とされる背景を確認した。そして、環境政策の性格変容の解明をはじめとし、これまでの環境政策の実態を詳細に把握する環境政策史は、これからの環境政策を構想するうえでも有用であることを示した。さらに、発展した一方で分断化も進んだ環境経済学、環境政治学、環境法学、環境社会学といった環境政策に関わる諸学問を、環境政策史が架橋する可能性についても検討した。また、環境政策史は、都留重人や宮本憲一らによる日本の公害研究の流れを再発見し、発展させるものでもあることを示した。そのうえで、日独の容器包装廃棄物政策に関する環境政策史研究もおこなった。

研究成果

• [雑誌論文] ドイツ環境政策にみる複雑さ (2013)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 雑誌名: ドイツ研究 巻: 第47号
• [雑誌論文] 環境政策史研究の動向と可能性 (2013)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 雑誌名: 環境経済・政策研究 巻: 第6巻第1号 ページ: 75-97
  • NAID: 130007993901
  • 査読あり
• [雑誌論文] Vision and Significance in Environmental Policy History, (2013)
  • 著者名/発表者名: Susumu Kitagawa
  • 雑誌名: Ts’ui-jung Liu (ed.), Environmetal History in East Asia: Interdisciplinary Perspectives (London: Routledge) 巻: 1
  • 査読あり
• [雑誌論文] 環境政策史研究の動向と可能性 (2013)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 雑誌名: 環境経済・政策研究（岩波書店） 巻: 第6巻, 第1号 ページ: 75-79
  • NAID: 130007993901
  • 査読あり
• [雑誌論文] ドイツ容器包装廃棄物政策に関する環境政策史的考察 (2013)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 雑誌名: 寺尾忠能編『環境政策の形成過程：「開発と環境」の視点から』（アジア経済研究所） 巻: 研究双書No.605 ページ: 129-174
  • 査読あり
• [雑誌論文] 忘れられたリソースの再発見-歴史的視点から資源論の未来を構想する- (2012)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 雑誌名: 科学 巻: Vol. 82, No. 4 ページ: 463-464
• [雑誌論文] 環境経済・政策研究の新しい方向性は示されたか-環境経済・政策学会2011年大会に寄せて- (2012)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進・佐藤圭一
  • 雑誌名: 財政と公共政策 巻: 第34巻第1号 ページ: 110-113
  • NAID: 120005245009
• [雑誌論文] 忘れられたリソースの再発見：歴史的視点から資源論の未来を構想する (2012)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 雑誌名: 科学（岩波書店） 巻: 第82巻, 第4号 ページ: 463-464
• [雑誌論文] 環境経済・政策研究の新しい方向性は示されたか：環境経済・政策学会2011年大会に寄せて (2012)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進・佐藤圭一
  • 雑誌名: 財政と公共政策 巻: 第34巻, 第１号 ページ: 110-113
  • NAID: 120005245009
• [雑誌論文] 東日本大震災以降のエネルギー政策における歴史的視点の重要性 (2011)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 雑誌名: 環境政策史研究会ディスカッションペーパー 巻: No.4 ページ: 1-6
• [雑誌論文] 環境政策史研究の構想-源流・方法・意義 (2011)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 雑誌名: 環境政策史研究会ディスカッションペーパー 巻: No.5 ページ: 1-39
• [雑誌論文] ドイツ容器包装廃棄物政策史研究1970-1991 (2010)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 雑誌名: 京都大学博士学位論文 巻: 論地環博第6号 ページ: 1-212
• [雑誌論文] ドイツ容器包装令の成立過程-1990年上半期を中心に- (2010)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 雑誌名: 共生社会システム研究 巻: Vol. 4, No. 1 ページ: 65-82
  • NAID: 40017263901
  • 査読あり
• [雑誌論文] 環境政策史研究の構想と意義 (2010)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 雑誌名: 環境政策史研究会ディスカッション・ペーパー 巻: No.1 ページ: 1-32
• [学会発表] 研究戦略としての環境政策史 (2012)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 学会等名: 環境経済・政策学会
  • 年月日: 2012-09-15
• [学会発表] Japan's climate change media coverage and politics (2012)
  • 著者名/発表者名: Kazuhiro Ikeda, Keiichi Satoh, TomoyukiTatsumi, Fumiya Fujihara, Anna Watanabe,Susumu Kitagawa
  • 学会等名: The Second ISA (International Sociological Association) Forum of Sociology
  • 発表場所: Buenos Aires, Argentina
  • 年月日: 2012-08-03
• [学会発表] ドイツ環境政策の複雑さを理解する-環境政策史アプローチによる問題提起- (2012)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 学会等名: 日本ドイツ学会(シンポジウムパネリスト)
  • 発表場所: 東京大学
  • 年月日: 2012-07-07
• [学会発表] Vision and Significance in Environmental Policy History (2011)
  • 著者名/発表者名: Susumu Kitagawa
  • 学会等名: The First Conference of East Asian Environmental History (EAEH2011)
  • 発表場所: Taipei, Taiwan
  • 年月日: 2011-10-25
• [学会発表] Vision and Significance in Environmental Policy History (2011)
  • 著者名/発表者名: Susumu KITAGAWA
  • 学会等名: First Conference of East Asian Environmental History (EAEH2011)
  • 発表場所: Taipei(中央研究院)
  • 年月日: 2011-10-25
• [学会発表] 《環境先進国ドイツ》への転換-コール政権における環境政策の展開- (2011)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 学会等名: 環境経済・政策学会
  • 発表場所: 長崎大学
  • 年月日: 2011-09-24
• [学会発表] 「環境先進国ドイツ」への転換-コール政権における環境政策の展開 (2011)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 学会等名: 環境経済・政策学会
  • 発表場所: 長崎大学
  • 年月日: 2011-09-24
• [学会発表] 環境政策史研究の構想と意義 (2010)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 学会等名: 環境経済・政策学会
  • 発表場所: 名古屋大学
  • 年月日: 2010-09-11
• [学会発表] Toward Environmental Policy History in Japan (2010)
  • 著者名/発表者名: Susumu Kitagawa
  • 学会等名: The 17th ISA World Congress of Sociology 2010, RC24 (Research Committee on Environment and Society), International Sociological Association
  • 発表場所: Gothenburg, Sweden
  • 年月日: 2010-07-15
• [学会発表] Toward Environmental Policy History in Japan (2010)
  • 著者名/発表者名: Susumu Kitagawa
  • 学会等名: 17th ISA World Congress of Sociology 2010
  • 発表場所: Gothenburg(Sweden)
  • 年月日: 2010-07-15
• [学会発表] 研究戦略としての環境政策史
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 学会等名: 環境経済・政策学会
  • 発表場所: 東北大学（仙台市）
• [学会発表] ドイツ環境政策の複雑さを理解する：環境政策史アプローチによる問題提起
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 学会等名: 日本ドイツ学会
  • 発表場所: 東京大学（東京都）
  • 招待講演
• [図書] Environmental History in East Asia: Interdisciplinary Perspectives (2013)
  • 著者名/発表者名: in Ts'ui-jung Liu (ed.)
  • 出版者: London: Routledge, forthcoming
• [図書] 環境政策過程の国際比較 (2011)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 出版者: 日本貿易振興機構アジア経済研究所
• [図書] 環境政策の形成過程-「開発と環境」の視点から- (2010)
  • 著者名/発表者名: 寺尾忠能編
  • 総ページ数: 204
  • 出版者: 日本貿易振興機構アジア経済研究所研究双書
• [図書] 拡大生産者責任の環境経済学-循環型社会形成にむけて- (2010)
  • 著者名/発表者名: 植田和弘・山川肇編
  • 総ページ数: 327
  • 出版者: 昭和堂
• [図書] 拡大生産者責任の環境経済学-循環型社会形成に向けて (2010)
  • 著者名/発表者名: 喜多川進
  • 出版者: 昭和堂
• [備考]
  • URL: http://www.js.yamanashi.ac.jp/~kitagawa/
• [備考] Susumu Kitagawa's Website for EPH
  • URL: http://www.js.yamanashi.ac.jp/~kitagawa/
• [備考]
  • URL: http://www.js.yamanashi.ac.jp/~kitagawa/reserch.html
• [備考]
  • URL: http://www.js.yamanashi.ac.jp/~kitagawa/research.html
• [備考]
  • URL: http://www.js.yamanashi.ac.jp/~kitagawa/publication.html