研究概要 |
化石燃料など資源エネルギーは、賦存量が定まっている本源的資源であり、環境問題との関連で,(1)本源的資源の大量消費・収奪的利用による環境悪化,(2)本源的資源の枯渇と利用可能性の低下,(3)本源的資源の利用に伴う排出物・廃棄物増加,と整理できる他方、開発途上国の地域コミュニティにあって、森林、河川、地下水、水路、畦道、農地周囲の土塁など自然を残した共有資源、すなわちローカルコモンズが、貧困者に重要な資源エネルギーを提供している。つまり、地域コミュニティ住民は、伝統的な生活様式、経済システムの中で、再生可能なローカルコモンズを利用し、暗黙の裡に管理してきた。草の根民活は、無償性、持続可能性の点で評価できるといえる。
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