研究課題
基盤研究(C)
哺乳類の TLS ポリメラーゼ Polη、Polι、Polκ、REV1 と Polζ は、複製装置の一構成因子である PCNA を足掛かりに、損傷部位で停止した複製装置と相互作用して損傷部位に限定的な DNA 重合反応を行う。TLS ポリメラーゼと PCNA との結合や TLS ポリメラーゼ間の相互作用は、多様な損傷に応じて最適な TLS ポリメラーゼを複製停止部位に導入する機構を理解する上で重要であり、近年注目を集めている。代表者は、紫外線損傷誘発時の TLS ポリメラーゼの役割を明らかにするため、様々な TLS ポリメラーゼを欠損させたマウス胚性線維芽細胞(MEF)を材料として研究を行い、Polη が紫外線損傷の TLS を行えない場合でも、Polη と REV1 が直接結合することで別経路の TLS 反応が起こること、そしてこの別経路の TLS 反応は突然変異を引き起こしやすいことを新たに明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (27件) (うち招待講演 1件) 備考 (4件)
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http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20080213/