研究課題/領域番号 |
22510098
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境技術・環境材料
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
長谷川 裕晃 秋田大学, 大学院・工学資源学研究科, 准教授 (90344770)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 人間生活環境 / 水資源 / マイクロバブル / ゼータ電位 / 気泡収縮 / 海水淡水化 / 逆浸透法 / 浸透圧 / 気泡表面電位(ゼータ電位) / 逆浸透膜 |
研究概要 |
海水淡水化技術で適用されている逆浸透(Reverse Osmosis: RO)法において、塩水中で微細気泡(マイクロバブル)を発生させて使用することで、膜の透過効率を上昇させることが可能ということを明らかにした。さらに、マイクロバブルの表面電位(ゼータ電位)を高くすることで、透過効率が向上することを確認した。この理由を調べるために、塩水中で表面電位の異なるマイクロバブルを発生させて、電気伝導度の変化を調べた。その結果、ゼータ電位の高いマイクロバブルでは、電気伝導度が下がり、浸透圧を低下させることができることがわかった。これは、負に帯電したマイクロバブルが、塩水中のNa+イオンを吸着し、水中のイオンバランスを局所的に崩し、水のクラスター構造が壊れやすくなり、水中のイオンが不安定になることで浸透圧が低下するためである。さらに、ゼータ電位の高いマイクロバブルは、気泡の収縮速度が小さくなり、気泡寿命が延びることも、膜の透過効率向上につながる。
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