研究課題
基盤研究(C)
本研究は、細胞性粘菌において新規寿命遺伝子の制御遺伝子と被制御遺伝子を同定し、その寿命制御機構を明らかにすることを目的とした。共免疫沈降法による相互作用検出系により、この遺伝子産物がGα2と相互作用すること確認し、さらにGα9とも相互作用することを見出した。当該遺伝子産物はcAMPの分解ではなくcAMPの合成に直接的に関わるという知見を生化学的な解析から得ることができた。さらにcAMP合成に関わる関連遺伝子として、新規にアラキドン酸合成酵素遺伝子を同定した。また、RabGAPが取り込んだ栄養物のリソソームへの輸送にかかわり、rabGAPが機能を失うとリソソームへ栄養が過剰に供給され細胞の増殖シグナルが活性化されることも示唆した。
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Scientific Reports
巻: 2 号: 1 ページ: 577-577
10.1038/srep00577
120007137221