研究課題/領域番号 |
22510221
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
システムゲノム科学
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立母子保健総合医療センター(研究所) |
研究代表者 |
吉田 千春 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立母子保健総合医療センター(研究所), 研究員 (60360666)
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研究分担者 |
松尾 勲 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立母子保健総合医療センター(研究所), 部長 (10264285)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 発生分化 / 発生・分化 / 表皮 / 遺伝学 / マイクロアレイ / 神経上皮 / 表皮外胚葉 / マウス / イメージング / Wnt経路 |
研究概要 |
マウス初期胚における胚性外胚葉は、将来の神経となる「神経外胚葉」と、将来の皮膚となる「表皮外胚葉」へと分化することが知られている。そこで、これら組織間(神経外胚葉と表皮外胚葉)でマイクロアレイを行い、表皮外胚葉で優位に発現するGrainyhead-like (Grhl)ファミリーに着目した。Grhl 遺伝子を恒常的に発現するトランスジェニックマウス胚では、神経上皮の一部で表皮マーカーが誘導され、また逆にドミナント-ネガティブ型Grhl 遺伝子を発現させると、神経マーカーが過剰に発現誘導し胚性致死となることがわかった。これらの研究結果から、Grhl ファミリー因子は、表皮外胚葉へ率先して誘導する機能をもっており、「表皮マスター因子」ともいえる働きを持つことが示唆された。さらに、マイクロアレイのデータをさらにシステム解析(カスケード解析、プロモーター解析)を行い、カノニカルWnt 経路が表皮外胚葉の上流で働くキーとなるシグナルとして挙げられた。
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