研究課題
基盤研究(C)
植物塩基由来の新規抗腫瘍薬開発のためのリード化合物の探索と創製のため、Gelsemiumアルカロイド並びにコルヒチノイドの化学的研究、生物活性評価を行った。その結果、Gelsemium属植物より特異な構造を有する新規アルカロイド類を見出した。Gelsemiumアルカロイドの一種であるSarpagine型アルカロイドの重要中間体を金触媒環化反応により合成した。一方、4位ハロゲン化colchicine並びに7位にα-hydroxyacetoamideを有する4-chlorocolchicineが強力な抗腫瘍活性を有することがわかった。高活性colchicine誘導体のプロドラッグ化合物を合成し、腫瘍細胞選択性を評価した。
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