研究課題/領域番号 |
22510253
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
岡田 敦美 北海道大学, 大学院・メディア・コミュニケーション研究院, 准教授 (40407630)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 中・南アメリカ / 公共空間 / 記憶 / 歴史 / 表象 / 西洋史 / 地域研究 / 公共 / 交通 / 空間 / メディア / 地下鉄 |
研究概要 |
メキシコの公共空間の一つに、メキシコシティの地下鉄の駅構内がある。そのデザインは装飾的で、商業的広告のかわりに、メキシコの歴史に関連するテーマやモチーフが用いられたオブジェや壁画が多用され、メキシコの過去を再構成する場となっている。歴史は、祭典や記念碑、伝承その他の、様々な媒体によって記憶され、人々に伝達され、国民に共有されることにより、「国民化」に資するシンボルとなることが多かった。メキシコシティの地下鉄構内の一連の意匠もまた、そのような過去の歴史的な記憶を伝達する、広義の「メディア」としての役割を持っていると言える。先スペイン期の歴史などのメキシコの過去のできごとと同様に、メキシコ革命という歴史上のできごとは、国民国家の確立のためのイコンとしての役割を与えられている点で、壁画運動と共通性が認められる。
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