研究課題
基盤研究(C)
本研究は、ロシア帝政末期のメッカ巡礼をめぐる政治を扱った。その際、ヴォルガ川とウラル山脈に挟まれた地域のムスリム社会に着目し、国際規範や地政学などのグローバルな文脈、帝国の政策立案過程、ローカルな共同体での巡礼者の位相という三層の相関を分析した。その国際的な成果は、ロシア・イスラーム研究と中東研究との非対称性を克服し、帝国論、中央ユーラシア研究、イスラーム地域研究との対話を促すことに貢献した。
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グローバルヒストリーと帝国
ページ: 158-184
新史料で読むロシア史
ページ: 92-110
中嶋毅編『新史料で読むロシア史』山川出版社
巻: なし ページ: 92-110
秋田茂、桃木至朗編『グローバルヒストリーと帝国』大阪大学出版会
巻: なし ページ: 158-184
ユーラシア世界5公共圏と親密圏
ページ: 71-96
Nauchnyi Tatarstan
巻: 1 ページ: 76-99
Slavic Review
巻: 71, no. 1 ページ: 25-48
Central Asian Pilgrims: Hajj Routes and Pious Visits between Central Asia and theHijaz
ページ: 168-198
Научный Татарстан
塩川伸明、小松久男、沼野充義、松井康浩編『ユーラシア世界4公共圏と親密圏』東京大学出版会
巻: なし ページ: 71-96
巻: 71 ページ: 25-48
Alexandre Papas, Thomas Welsford, and Thierry Zarcone, eds., Central Asian Pilgrims : Hajj Routes and Pious Visits between Central Asia and the Hijaz (Berlin : Klaus Schwarz Verlag)
http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/sympo/12summer/2012summer-e.html
http://www.centre-fr.net/spip.php?article298&lang=ru