研究課題/領域番号 |
22520018
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田村 均 名古屋大学, 文学研究科, 教授 (40188438)
|
研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 自己犠牲 / 行為論 / 演技 / 虚構 / fiction / 意志 / 権力 / 共同行為 / 善 / 個人主義 / チャールズ・テイラー / 共同性 / 功利主義 / ごっこ遊び / ケンダル・ウォルトン / games of make-believe / Kendall L. Walton / 戦争犯罪war crimes / 共同行為shared action / 犠牲sacrifice / 権力power / 演技的行為 / ルイス=ウィリアムズ / シャーマン / 共同体 / 藝術 / 虚構(fiction) / フリ(pretence) / ゴッコ遊び(make-believe) / サール(Searl) / D.ルイス(D.Lewis) / G.カリー(G.Currie) / 物語 / 言語行為論 / 行為 / the will / 暴力 / シナリオ / 人類学 / 神話 |
研究成果の概要 |
本研究の継続期間中に8篇の論文を公表した。最初の論文は、行為の演技論的説明によって自己犠牲的行為を説明するものであった。自己犠牲への関心は期間中のすべての論文に関わっている。 第二の論文では、実験哲学の手法により、行為説明の比較文化論的な考察を行なった。そして、日本的な行為説明がしばしば行為者と周辺環境の協同による結果として行為を説明するものであることを見出した。 残る6篇の論文は、周辺環境の要因を行為のためのシナリオと見なす立場をとり、自己犠牲のように見かけ上は不合理な行為でも、シナリオによって与えられる虚構空間において合理的説明が与えられるということを見出した。
|