研究課題/領域番号 |
22520040
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国哲学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
吉永 慎二郎 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (70240330)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 原左氏伝からの春秋経の成立 / 抽出文 / 抽出的編作文 / 編作文 / 無伝の経文 / 原左氏伝から春秋左氏経へ / 春秋左氏経から春秋経へ / 四種類型文 / 春秋経の作経メカニズム / 四時記載法 / 踰年称元・正月即位法 / 天子の事 / 礼の筆法から名の筆法へ / 春秋左氏伝 / 春秋左氏経 / 原春秋左氏伝 / 原春秋左氏伝からの春秋左氏経の成立 / 経の四種類型文 / 春秋左氏経文抽出・編作挙例 / 左氏経からの公羊・穀梁経の成立 / 原左氏伝からの経の抽出 / 原左氏伝からの経の編作 / 左氏経の作経メカニズム / 左氏経から春秋経へ / 左氏経から穀梁・公羊経へ |
研究概要 |
吉永の本研究は、春秋経は春秋左氏経が原型で(公羊経や穀梁経はこれより派生)、その「春秋左氏経」は、解経と凡例等以外の史伝文として今本左伝に残存する「原左氏伝」テキストから、抽出・編作の手法に拠り成立したものであるとの仮説を提示する。この仮説では全春秋左氏経文は、(1)抽出文、(2)抽出的編作文、(3)編作文、(4)無伝の経文という四種類型文に分類し得る。隠公~文公期の全経文の分析では抽出系即ち(1)抽出文(23.9%)と(2)抽出的編作文(25.9%) とが約49.8%、編作系即ち(3)編作文(17.7%)と(4)無伝の経文(32.5%)とが50.2%との結果となった。この結果は吉永の仮説を傍証するものと言える。またこの「原左氏伝」と「春秋左氏経」との関係は、『資治通鑑』と『資治通鑑綱目』との関係に比定し得ることを明らかにした。
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