研究課題/領域番号 |
22520082
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 名古屋経済大学 |
研究代表者 |
李 彩華 名古屋経済大学, 経営学部, 准教授 (10310583)
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研究分担者 |
木村 博 長崎総合科学大学, 人間環境学部, 教授 (20341555)
岩崎 正弥 愛知大学, 地域政策学部, 教授 (40221791)
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連携研究者 |
牛 建科 中国山東大学, 哲学と社会科学学部, 教授
李 善峰 中国山東省社会科学院, 社会学研究所, 教授
王 青 中国社会科学院, 哲学研究所, 研究員
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 梁漱溟 / 郷村建設理論 / 理性と理智 / 江渡狄嶺 / 家稷農乗学 / 戦前期「農の思想」 / 地域協 同 / 地方自治 / コミュニティデザイン / 日中共同研究 / 現地調査 / 地域協同・共生 / 循環の回復 / サスティナビリティ / 農の哲学 / 宗教 / 菅原兵治 / 理知・理性 / 地域協同 / 農業擁護思想 / 自治 / 自然・作為 / 共生 |
研究概要 |
本研究は、現地調査、比較検討、日中共同研究会、学会発表等の研究方法によって、以下の諸点にわたる研究成果を得ることができた。(1)梁漱溟と江渡狄嶺をめぐる日中の農の思想が交響しあう協働関係を史的に明らかにすることができた。(2)農の実践をともなう梁漱溟と江渡狄嶺との独創的な農の哲学には、混迷する現代の思想状況を克服するための指標となる可能性を秘めているということをいくつかの視点から検討できた。(3)戦前期に主張された多彩な農の思想から、農業・農村・農民の社会に関する政治的・イデオロギー的といった歴史的制約を超越したより普遍性の高い理念や価値を析出することができた。(4)梁漱溟と江渡狄嶺の農の思想および実践の根底にかかわる哲学的な問題を比較検討し、両者がともに農の実践を通して、より深いところで形而上学の根本を掴んでいたことを明確にした。
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