研究課題/領域番号 |
22520086
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 聖トマス大学 |
研究代表者 |
松本 耿郎 聖トマス大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00159154)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 礼乗 / 道乗 / 真乗 / 全人 / 相近の理 / 先天 / 中天 / 後天 / タウヒード / ワラーヤ / 完成 / 愛 / 復活 / fana / qalb salim / walayah / 道学 / 完人 / 第二の存在 / 慈愛 / 愛における一致 |
研究概要 |
革命前の回族の社会には伝統的な経堂教育が行われていた。この経堂教育では13種類の教科書を学習することになっていた。これらの教科書の最終段階では倫理・道徳に関する著作が学ばれた。それはイスラームのシャリーアの学習に始まり、ついで倫理・道徳的完成を目的とするタリーカの修行をする。この修行を終えるとアッラーに近づく修行をする。この修行がハキーカの修行である。この修行を終えるとアッラーに限りなく近づいた人間とみなされる。アッラーに近づきアッラーとほぼ一体となった人間が「全人」と呼ばれる。経堂教育においてはこの「全人」の養成が教育目的となっていた。この内容は『馬徳新哲学研究序説』において明らかにした。
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