研究課題/領域番号 |
22520114
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
浦上 雅司 福岡大学, 人文学部, 教授 (60185080)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 美術史 / 近世ローマ絵画 / 世俗同信会 / 聖フィリッポ・ネリ / ドメニキーノ / カラヴァッジォ / 庶民の期待 / 庶民表現 / ローマ / バロック絵画 / 聖女チェチリア / 民衆表現 / オラトリオ会 / 7大教会巡り / カトリック絵画 / カラッチ / 17世紀絵画 |
研究概要 |
16世紀末から17世紀初頭のローマでは多くの修道会や世俗同信会が庶民への教理教育に力を入れ、また「七大教会巡礼行」や「四十時間聖体拝礼」などもあって、庶民が「聖なる物語」を、かつてない関心を持って見たことが確認された。当時の宗教画に見られる庶民表現ではカラヴァッジォが注目され、多くの画家が彼の追随者とされるが、現実的な庶民表現は、当時のローマ絵画ではより一般的な要請であり、ドメニキーノなど「古典的傾向」の画家たちも独自の庶民表現を生み出していた。
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