研究課題/領域番号 |
22520178
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
高橋 亨 名古屋大学, 文学研究科, 名誉教授 (10093048)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 源氏絵 / 詞書筆者 / 王朝文化 / 三十六歌仙絵 / 後水尾院文化 / 源 / 狩野派 / 土佐派 / 王朝文化享受 / 文化コンテクスト |
研究概要 |
近世前期の源氏絵の詞書筆者と、同時代の三十六歌仙などの詞書筆者たちとの重なりから、後水尾院を中心とした貴族文化圏が、その中心であることを解明した。徳川幕府による武家の政治権力も、王朝貴族文化の伝統を承けた、源氏物語や和歌とそれにまつわる書画の世界と相互補完的なのであった。そうした公家と武家との文化による結合が、嫁入り本などの女性文化の私的な享受へと通じ、やがては町人文化とされる元禄期以降の江戸文化の基底となったことを、国内外の多くの新資料に基づいて実証した。
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