研究課題/領域番号 |
22520245
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
今村 隆男 和歌山大学, 教育学部, 教授 (90193680)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2012年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2011年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2010年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | イギリス文学 / イギリス文化 / 森林 / 景観 / ピクチャレスク / ヴァナキュラー / 庭園 / 英文学 / 地域研究 / イギリス史 / 有用と美 / イングリッシュネス / 庭園論 / 自然観 / 外来種 / イギリス / 旅行記 / 美学 / 環境観 / 風景 / コテージ / 18世紀 / 植林 / 紀行文 |
研究概要 |
近代科学としての生物学や植物学の本格的な発達は19世紀にはいってからようやく顕著になるが、これらの学問が未だ博物誌的観察や単純な分類学の水準から完全に脱していなかった18世紀後半のイギリスにおいて、森林や植物をめぐる景観の持つ表象性は、近代科学前夜の環境観を前進させるのに小さからぬ役割を演じた。その中でも重要であるのは、18世紀後半以降徐々にイギリスの風景言説においてヴァナキュラーな森や庭やコテージ建築などから構成されるヴァナキュラーな風景が尊重されるようになっていったことである。それはあるべき社会の表象としての意味を担っていたと同時に、身の回りの植物を生態系として把握することに繋がった。
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