研究課題/領域番号 |
22520251
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
太田 一昭 九州大学, 大学院・言語文化研究院, 教授 (10123803)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | エリザベス朝 / 英国ルネサンス / 戯曲 / 出版 / ロンドン書籍商組合 / 版権 / 出版登録 / シェイクスピア / 組合記録 / 版本 / 宮内大臣一座 / 統制史 / 検閲と庇護 |
研究概要 |
英国ルネサンス期における戯曲の版権は、二つに分けて考える必要がある。一つは戯曲の上演権であり、もう一つはその出版権である。戯曲の上演権は、宮廷祝典局長の検閲・認可を経て、劇団に与えられるものであった。これに対して、戯曲の出版権は、原稿を入手した書籍商に帰属した。現代とは異なり、劇団も劇作家も、戯曲を出版物として独占的に利用できる権利をもたなかった。出版権を有するのは、出版許可を得た書籍商であった。本研究では、英国ルネサンス期の戯曲の版権の意味と版権確立のプロセスを、ロンドン書籍商組合記録と当時の戯曲の刊本を精査することによって明らかにした。
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