研究課題/領域番号 |
22520295
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学(英文学を除く)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
三宅 晶子 千葉大学, 普遍教育センター, 教授 (50157608)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 想起の文化 / 戦後ドイツ / 歴史認識 / ベンヤミン / ホロコースト / ナチズム / 集合的記憶 / 歴史教科書 / 『私たちの道徳』 / コロニアル都市 / チンタオ / ドイツ帝国 / ヴァルター・ベンヤミン / 『ベルリンの幼年時代』 / 被追放者 / 人間の尊厳 / 良心の自由 / 責任 / アイデンティティ / 和解 / アライダ・アスマン / ベルリン / アウシュヴィッツ |
研究概要 |
本研究は、ナチズムとホロコーストがどのようにドイツで忘却され記憶されたかを探求する。そのため、ドイツとポーランドで記念碑・ミュージアム・記念館の調査を行い、演説・文学・映画・教科書・回想等の分析を行った。その結果、記憶には2つの機能があることが明らかになった。記憶は、忘れられた過去を再構成しアーカイヴのように保持する。しかし時には過去の不正を暴き、それを、他者の、特に犠牲者の記憶を受け入れることによって正そうとする。両方の機能がドイツ国民の集合的記憶にとって重要である。 2010年日本独文学会研究発表会でシンポジウム「戦後ドイツの『想起の文化』」を開催し、2011年研究叢書として刊行した。
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