研究課題/領域番号 |
22520309
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学(英文学を除く)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
クラヴィッター アルネ 京都大学, 高等教育研究開発推進機構, 准教授 (90444778)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 主観化 / フーコー / パノプティコン / パノラマ / 断片(断章) / 国際研究者交流 / 19世紀20世紀のドイツ文学 / ヨーロッパ文化史 / 断片 / 美的知覚 / 主観化技術 / 眼差しの条件づけ / ドイツ文学 |
研究概要 |
これまで「断片」は、美的モデルネの主導的メタファー、あるいは文学的な絶対性の特殊形と見なされてきた。本研究はこうした一般的な見解を見直し、主観性創設の条件を問うことを目指した。とりわけ、近代的な主観性が19世紀初めに「断片」のような人工遺物(アーティファクト)あるいは文学形式でどのように表現されているか、さらにはまた近代的な主観性の創設にあって、省察メディアとしての「断片」がどのような役割を果たしたかが問い直された。さらに、第二の主観化テクノロジーとして、パノラマ、すなわち包括的な、ある高い地点から作られるパノラマ的な眼差しが研究された。決定的なのは、フーコーがパノプティコンに関して述べたような、無制限の可視性という可能性である。このように断片化とパノラマにおけるすべてを包括する眼差しとが主観化の異なる二つの技術として考察された。
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