研究課題/領域番号 |
22520411
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
片田 房 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70245950)
|
研究期間 (年度) |
2010 – 2012
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 音韻論 / ウィリアムズ症候群 / 音韻処理能力 / 音節 / モーラ / ラドリング / 単語反転 / 非定型性言語 / 浮遊モーラ / 促音と長母音の統一構造 / 純粋音韻データ / 脳機能の可塑性 / 音韻処理能力のモジュール性 / 歩行と始語の遅れ / 言語のリズム型 |
研究概要 |
ウィリアムズ症候群疾患者の言語能力を研究対象とした本研究では、音韻処理・生成能力の可塑性の高さと他の認知能力からの自律性を確認した。日本語の単語反転能力を持つ当疾患者から収集した文字不介入のラドリング(言葉遊戯)のデータから、促音と長母音の構造はレキシコンでは同一の構造をしていることを示し、「浮遊モーラ」を音韻論の新概念として提唱することにより、双方の構造を長音の構造として統一・融合させた。本研究は、非定型性言語に関して、その言語学的意味を啓蒙し、新たな言語学研究分野として開拓することに貢献した。
|