研究課題
基盤研究(C)
南琉球語の授受動詞体系には, 共通語のような人称制約や視点がなく,敬語動詞では敬意優先の体系があることが分かった。八重山地方の宮良方言の tabooruN は,主格を明示せず,上位者から下位者への授与を方向で表す文法を持つ。よって,与え手主語と受け手主語とを取れる。これは室町時代の授受動詞「給はる」と酷似する文法である。人称が関係しないのは指示詞でも同様である。文脈指示でも,記憶指示用法に共通語と異なる文法が見られた。
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筑紫日本語研究2012
人文・社会科学を主体として先端的琉球・沖縄学の次世代研究者の育成・研究推進プロジェクト
巻: 2 ページ: 243-246
筑紫日本語研究 2011
ページ: 46-49
日本語の研究
巻: 7-4 ページ: 39-54
国語の研究
巻: 36 ページ: 10-20