研究課題/領域番号 |
22520666
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
平 雅行 大阪大学, 文学研究科, 教授 (10171399)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 浄土教 / 出家入道 / 遁世 / 院政 / 同心出家 / 自由出家 / 後家尼 / 神仏習合 / 足利義満 / 後深草院 / 大庭景義 / 死後出家 / 法皇 / 九条道家 / 三善善信 / 知行国主 / 関東申次 / 御家人 / 守護 / 地頭 / 評定衆 / 六斎日 / 肉食禁忌 / 精進 / 殺生禁断 / 白河法皇 / 鳥羽法皇 |
研究概要 |
浄土信仰が盛んになると、世俗の人々も出家するようになった。当初は出家した人々は世俗活動を止めたが、中世になると、出家後も家督を維持して世俗活動を継続するようになった。これは世界史的にみても、日本中世だけにみられる独特の風習である。 この風習は法皇から始まった。白河・鳥羽法皇は出家後も政治権力を放棄しなかった。やがてその風習は、貴族社会から武家社会、さらに民衆の世界へと広がっていった。多くの御家人は、出家後も守護・地頭の地位を維持している。また村落の指導者の多くは僧侶の姿で村を運営していた。ただし、武士は出家後も幕府の命令に従って、戦争や警備に従事したし、出家した百姓も年貢を負担した。
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