研究課題/領域番号 |
22520705
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 財団法人元興寺文化財研究所 |
研究代表者 |
近藤 正子 (金山 正子 / 近藤 正子(金山正子)) 財団法人元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (20311491)
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連携研究者 |
山田 卓司 財団法人元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (30435903)
高橋 平明 財団法人元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (60261210)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 史料学 / 絵図面 / 顔料の劣化 / 日本史 / 金属成分 / 劣化抑制 / 緑青焼け / インク焼け / 成分分析 / 絵画図 |
研究概要 |
紙に描かれた彩色絵図面類の顔料の劣化は、顔料の変色だけにとどまらず支持体である紙そのものの腐食現象にまで及んでしまうことが確認された。その原因は、顔料に含まれる金属成分である。とくに鉛の成分を含む顔料の黒色化と白色化の現象の違いは、過去の環境による影響が作用すると思われる。また、修復過程でくわえられる水分や、高温高湿の環境下での水分が劣化を促進させていると思われる事象も確認された。金属成分の劣化を抑制するには薬品による抗酸化処理が有効である。しかし、それ以上に劣化判定のシステムや保管環境などの整備と予防措置が必須である。
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